第45回山口県少年少女の船 体験感想文

                             京都平安神宮にて

ごあいさつ

平素より本活動へのご理解、ご協力、誠にありがとうございます。

 2019年3月27日に出発した第45回山口少年少女の船は多くの皆さまの支えにより、無事日本一周を終えて4月5日に山口県に帰ってくることができました。
 10日間親元を離れ、普段とは違った「集団生活」という厳しい環境の中で団員一人ひとりが必死に取り組んだ10日間でした。
 最後は、一緒に旅をした仲間との別れに涙し、「また会おう!」、「お互いにがんばろうね!」と友達が見えなくなるまで手を振っている姿がありました。
 この10日間の経験を自信にして、将来に向かって積極的に取り組んでいただきたいと思います。

団員体験感想文

宇部市 小6 女

 私が今まで班長をやってこれたのは、班のみんなや、友だちのおかげだと思っています。なぜなら、私は学校で班長をやったことがあまりなくて、(少年少女の船で班長をやることに)不安でいっぱいでした。そんな時に、班のみんなや友だちが声をかけて助けてくれました。そのおかげで私は今、ここにいます。私は学校では、あまりしゃべらず、引っ込み思案です。けれども、この船に参加して、みんなと仲良くなり、班長をやらせてもらって、私は変わることができました。私はみんなとであえて本当によかったです。感謝しています。今まで本当にありがとうございました。

 

岩国市 小1 女

 頑張ったことは、自分の荷物は自分で持つこと、時間を守ること、嫌いな食べ物を好きになったこと、テキパキ行動すること、10分前行動5分前集合を守ったこと、ぴったりな時間に起きたことです。

 

山口市 小5 男

 ぼくがこの船の旅で学んだことは、時間の大切さと、(発表の時間に自分の気持ちを)発表するということです。みんなと協力したことでレクレーションで優勝できたので、協力の大切さを学びました。時間は、一人がおくれると、みんなが困り、スケジュールがずれるので、時間を守ることが大切だと学びました。発表することは、恥ずかしがらずにみんなの前で発表することで、自分の思いがしっかりと伝えることができ、発表する側の気持ちを理解し、一人ひとりの意見を尊重することができます。この経験を学校でも活かしたいです。

 

山陽小野田市 小4 女

 私がこの船で学んだことは、自分で判断して行動することです。いつもはお父さんやお母さんや先生に言われたことをやるだけだったので、自分で判断して行動することがあまりできていませんでした。しかし、この船では低学年の人のことを指示されなくても助けることで、自分で判断して行動するということを学びました。

 

下関市 小5 女

 私がこの船で学んだことは、自分のことだけを考えるのではなく、みんなのことを一番に考えることです。いつも自分が良ければいいというわけではなく、みんながどうしたら楽しいか、どうしたら困らないかということを考えることが大事だと学びました。

 

防府市 小4 男

 学んだことは、自分のことは自分でするということです。家では、お母さんやお父さんに頼ってばかりだけど、この旅で自分のことは自分でできるようになりました。

 

周南市 小6 男

 始めは、初めて会う班の人たちに話しかけることができなかったけど、班の人から話しかけてくれたおかげで、班になじむことができました。このことで、僕は友だちを持つことの大切さを知りました。また、低学年のお世話を通して、低学年を見守る大変さ、高学年としての意識を知りました。
 この経験を家や中学校など、大人になっても職場などで、発揮することができたらいいなと思います。最後に、班のみんな、この旅に参加させてもらったお母さん、お父さんに、感謝の気持ちを伝えたいです。

 

周南市 小3 男

 僕がこの船に乗って学んだことは、仲間同士で協力して、目標を達成することです。ぼくは学校では、なんでも一人でやっていたけど、この旅で、一人じゃできないことでも、みんなでやれば、何でもできるということがやっと分かりました。なのでこれからは学校でもみんなと協力するということを活かしていきたいです。

 

沖縄県 小2 男

 ぼくは、この10日間ですごく成長したと思います。そのわけは、旅の中で、色々なことを学んだからです。あと、楽しいことも、たくさんありました。発表もたくさんできました。この感じで、学校でもたくさん発表したいです。
 ぼくは、こういうことが成長だと思います。家に帰ってもたくさん成長していきたいです。

 

沖縄県 小5 男

 この船で成長したところが2つあります。ぼくは、(普段)あまり低学年のお世話をしないのですが、この船で低学年の人と協力をしたり、手伝うことによって、お世話をする力を身につけることができました。もう一つは人の身になって行動するということです。自分一人で行動してしまうと他の人に迷惑になってしまいます。ここでは、人に気を使うことの大切さを知り、学びました。

 

周南市 小6 男

 この船では、友だちを大切にし、協力して、仲よくすることを学びました。今までは自分の学校の友だちとしか仲よくしなかったけれど、他の県や市、他の小学校の友だちと学んだり、楽しんだりできたからうれしかったと思いました。この経験を忘れずに、これからの生活を変え、いろいろなことをチャレンジしていきたいです。

 

山口市 小4 女

 私が学んだことはみんなで協力することです。みんなで協力すると、班のみんなとも仲良くなったり、どんなことがあっても助け合えて、解決できるからです。

 

保護者の方の声(10日間での変化や、成長を感じたところ)

☆(帰りの)新幹線で友達と別れるとき、真っ赤な目をして泣いている姿を見て、貴重な体
験をしてきたのだと思いました。(小6 男)

 

☆船に一緒にのった(普段から付き合いのある)友達ととても仲良くなったようで、友達との付き合い方も変わる予感がするほどここでの出会い、絆が自信になっていると思います。小4まで、友だちに言いたいことが言えず、人に合わせる大人しい、どこか自信がないような娘だったので、自信を持って発言できている姿にうれしく思っています。(小5 女)

 

☆祖父母の家でさえ、子どもだけで泊まらなかった子が、親から離れて10日間も過ごしたということだけで大きな成長だと思いました。笑顔で「楽しかった!」と帰ってきて本当にうれしかったです。こうやって少しずつ親から自立していくのだなと思いました。新学年になり登校班の班長になりましたが、新1年生のことを責任もって、お世話してあげている姿を見て、船の旅で色々な学年の子と関わり10日間過ごさせてもらえたおかげだと思いました。(小5 女)

 

☆言われるとすぐ行動するようになった。(友達からもらった)名刺を並べうれしそうに友達になった子の話しをしていた。(小4 男)

 

☆(帰りの)新幹線から重い荷物を持って降りてきたので、「持とうか?」と私が聞くと「自分で持つからいい」と返事をしました。いつも誰かに助けてもらうのが当然だと思っていたのに、船の旅を終えて、自分のことは自分でするということが身に付いたようです。周りの人にもやさしくなったように思います。(小5 女)

 

☆一番に思ったことは顔つきの変化です。どこか自信がなくまわりを気にするような子でしたが、帰ってきてからは、自信があり、毎日を楽しもうとしている様子が見て取れました。積極的に、自分の意志を持って行動するようになったと思います。(小6 男)

 

☆こうなりたい!こんなことがもっと知りたい!将来への希望や、学びたいという意欲が向上したように思います。(小6 男)

 

☆友達がたくさん増えて、友情が深まり、絆がたったこの10日間で芽生え、一人の人間として立派な成長をかんじました。素敵な財産ができたと思います。(小5 女)

 

☆出発前は不安そうな顔で出発しましたが、帰ってきたときの顔は笑顔いっぱいで、一目で楽しかったんだと伝わりました。少し自信もついたのか、物事に対して積極的になったような気もします。お土産も自分のものは全く買わず、家族や友達のをたくさん買って帰ってくれました。その優しさにも感動しました。(小3 男)

 

☆集中して話を聞くことができるようになりました。また、親と離れて生活したことで両親への感謝の気持ちが伝わるようになりました。(小2 男)

 

☆この10日間は子の親離れというより、親の子離れのための期間だったような気がします。(小6 男)

 

☆他校、年代の違う友だちができて、一緒に生活したことで、考え方に幅ができた気がします。行動的になったこと、指導員のような人にいつかなりたいと言っていました。
(小5 女)

 

☆自分の考えや気持ちを伝えることが以前よりとても多くなり、上手に伝えられるようになったと感じました。マイペースなりに人と合わすこともできたのかな?とうれしく思いました。(小2 男)

 

☆自分で学校の準備をスムーズにできるようになった。お友達とトラブルになっても自分で解決しようとしていた。(小3 女)

 

☆泣いて帰ってきた理由が「友達とまだ一緒にいたいから」と言っていました。とてもいい経験をさせていただきました。(小2 女)

 

☆人と関わることにあまり積極的な方ではなかったのですが、船の旅を通じて、友だちとの交流を深めることができ、自分にも自信が持てたようです。(小6 男)

 

☆きちんと自分の考えを言えるようになって帰ってきました。(小2 男)